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寺院案内

佛母寺の沿革
当寺は、臨済宗妙心寺派の禅刹で、南房総の鹿野山のマザー牧場に隣接し、1977年に創建されました。開創に当たり、山号を大悲山と称し、開山は妙心寺管長・祥福寺僧堂師家・花園大学学長を歴任された山田無文老師 (1900-1988) であり、開基は産経新聞社、東京タワー、マザー牧場、鹿野山国際禅研修所などを開創された前田久吉翁(1893-1986)であります。臨済禅の法灯絶えることなく大切に護り、鹿野山の美しい自然を誇りとする禅寺です。

首都圏50キロ圏内にあり、250ヘクタールという広大な敷地のマザー牧場は、房総半島の山々や、東京湾や富士山の雄大な景色が見渡せる鹿野山にあります。当寺は、都心から近い場所にありながら、四季折々、豊かな美しい自然にめぐまれた環境にあり、きびしくも、親しみやすく、やさしい禅スピリチュアル空間を創り上げています。

開創以来、特に近年においては墓地用地・永代供養塔・駐車場などの境内整備も進み、東京や近郊都市からの入壇者も増えてまいりました。伝統と格式ある臨済宗の当寺には、単に墓地を取得するというだけでなく、檀徒としての誇りをもって入檀いただいております。

仏教寺院としては、儀式法要のみに偏ることなく、壇信徒に対して判り易く法を説き、仏教の教えを日常の生活に生かして頂くよう、また、全ての人々の心とからだの平穏、無事、癒し、安心と、平和社会の実現を願って、広く布教しています。物質編重、心不在になりがちな、混迷極める現代社会において、今、いちばん求められているものは、一人ひとりにとってのよりどころと平和なる社会の実現ではないでしょうか。

また、私たちは、国際化、グローバリゼーション、高度情報社会が急激に進みつつある21世紀を生きています。この新世紀においては、世界は一つでつながっています。例えば、アジアと米国は、太平洋によって隔てられているのではなく太平洋によってつながっています。政治、経済、社会、宗教を考えたとき、10年前でさえ、この考えはまだ十分に浸透していませんでした。世界にみられる様々な問題は、宗教、伝統、文化的な違いから引き起こされる場合が多いといえますが、もはやこうした特定の価値観に固執すべき時代ではありません。むしろ、私たちは「地球の一員」という意識を持つべきです。このグローバル化が進む国際社会においては、これからの時代の新たな仏教布教のかたちとして、学術研究・学問の果たす役割がますます重要視になるでしょう。人類・文化の相互理解と世界平和の確立は、学問を通して得られる、多様性を尊重する姿勢、そして異文化間の交流・相互理解の促進を抜きにしては考えられなくなっています。今後、国際的な教育活動の発展はますますその必要性を増し、これは21世紀における新たな時代のニーズにあった、重要な布教スタイルになると思います。佛母寺は、日本だけでなく世界へ向けて日本仏教を発信しています。そして当寺は世界に向かう仏教の発信地として広く活動していきます。

佛母寺の概要

寺  名
大悲山 佛母寺

宗名・宗派
臨済宗 妙心寺派

宗旨/教義
釈尊を大恩教主として禅の安心を求めます。
釈尊の正法を相承(うけつ)がれた初祖達磨大師、宗祖臨済禅師、さらに妙心寺開山無相大師へと受けつがれてきた禅を宗旨、教義としています。

生活信条
自身仏なり、足元を照願しながら生かされて自分に感謝します。
一日一度は静かに座って、身と呼吸と心を整える坐禅に励みましょう。
人間の尊さに目覚め、自分の生活も他人の生活も大切にし、報恩の行を積みましょう。

白隠禅
白隠慧鶴禅師 (正宗国師: 1686-1769) は日本臨済禅中興の祖と称され、日本に伝来した臨済禅の伝統を継承し、さらにこれを日本化した代表的禅者である。白隠は「下化衆生(衆生を教化・救済・安心すること」の大切さを説き、政治・社会問題に言及し、その教えは日常語で語られ民衆に広められました。

その他
東国花の寺百ヵ寺第70番